コラーゲンの2つの違った特徴
コラーゲンのアミノ酸配列順序
それぞれのアミノ酸は個性的で性質が異なっています。
アミノ酸が2〜50個ぐらいつながったものをペプチド、50個以上つながったものをポリペプチドとよばれています。
つまり、コラーゲンなどのタンパク質の本質はポリペプチドです。
コラーゲンを含むそれぞれのタンパク質分子は、アミノ酸配列順序という、決まった種類のアミノ酸が決まった順序で結合してできています。
またコラーゲンには、細胞の外にあること、線維や膜状の構造体をつくっていることという、他の多くのタンパク質とは違った2つの特徴があります。
他の多くのタンパク質は細胞の中にあり、水に溶けた状態で存在しています。
コラーゲンの役割
基本的に、その器官の構造を維持する働きをするのがコラーゲンの主な役割です。
この「維持」とは、一定の形を形成する機能、関連する細胞をつなぎ合わせて支える機能、代謝や再生に関係する機能などで、人や動物が生きていく上で外せない、重要な働きをしています。
皮膚、骨、骨と筋肉を結びつける腱などにはコラーゲンがたくさんあります。皮膚や腱では、水分を除いた70%以上がコラーゲンなので、コラーゲンのかたまりのようです。
コラーゲンは鉄筋の鉄骨
かたい骨や歯は鉄筋コンクリートの建物のような構造をしています。鉄筋の枠組みや鉄骨の役割をしているのがコラーゲンであり、それを包むコンクリートにあたるのがカルシウム物質です。
鉄筋コンクリートの場合は、溶け出したり元に戻ったりはしませんが、人間の骨はカルシウムやコラーゲンを出したり入れたり、元のかたちに戻したりすることができます。
皮膚や骨に比べると少ないのですが、心臓、肝臓、腎臓など全身のあらゆる臓器にもコラーゲンがあって、コラーゲンは臓器を形づくるのに重要な役目を果たしています。
コラーゲンは体の約1割
コラーゲンは体の多くの部分、いたるところに存在しています。
色々な学説を平均してみると、私たちの体を構成している最も多い物質は「水」で55%〜65%、その次に多いのが「タンパク質」で20%〜30%もあります。
このタンパク質のうち30%〜40%をコラーゲンが占めているといわれています。
ということは、私たちの体の約1割がコラーゲンでできているということになります。
また、体の全コラーゲンのうち、だいたい40%は皮膚に、10〜20%は骨と軟骨に、7〜8%は血管に含まれているようです。
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